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「成長戦略を投資家に伝える上での要諦 ~これまでの葛藤から得た学び~」Growth CFO Camp Vol.2 イベントレポート

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2022年4月25日にグロース・キャピタル株式会社主催で行われた、Growth CFO Camp Vol.2。今回のテーマは「成長戦略を投資家に伝える上での要諦 ~これまでの葛藤から得た学び~」です。ライブ感を味わっていただくために、書き起こしに近いかたちでお届けします。

登壇者

千葉大輔
株式会社ユーザベース 執行役員CFO
河原亮
株式会社メドレー 取締役CFO
嶺井政人モデレーター
グロース・キャピタル株式会社 代表取締役社長

「成長戦略を投資家に伝える上での要諦 ~これまでの葛藤から得た学び~」

嶺井政人(以下、嶺井):皆さん、こんにちは。本日はお集まりいただき、ありがとうございます。本イベントを主催しておりますグロース・キャピタルの嶺井と申します。本イベント「Growth CFO Camp」は過去7年間開催し、日本最大級のCFOイベントとなった「Growth CFO Summit」の実践編となります。第2回となる今回は300名近くのCFOやCFOに準ずる皆さんにご参加いただいています。

それでは、早速始めたいと思います。ユーザベースの千葉CFOとメドレーの河原CFO、本日はよろしくお願いします。今回は「成長戦略を投資家に伝える上での要諦」というテーマでディスカッションをいたします。

■ ユーザベース千葉CFOの自己紹介

嶺井:早速、登壇者の皆さんに自己紹介をしていただければと思います。まずは千葉さん、よろしくお願いします。

千葉大輔氏(以下、千葉):よろしくお願いします。株式会社ユーザベースの千葉と申します。当社は「経済情報の力で、誰もがビジネスを楽しめる世界をつくる」というパーパスを掲げています。

現在は、複数の事業を展開しています。セグメントの変更の話も後ほど出てきますが、大きくはBtoBのSaaS事業と「NewsPicks」というメディアの運営をしている会社です。

続いて、簡単な私の略歴を紹介します。新卒で株式会社ジャフコ(現ジャフコグループ株式会社)というベンチャーキャピタルに入って、5年ほどキャピタリストとして仕事をしました。その後、クックパッドと、今はZOZOグループに入っていますVASILYという会社で経営企画やCFOを経験し、2018年からユーザベースで働いています。私が入社した時は別のCFOがいましたが、2019年にCFOを交代する形で現在に至ります。簡単な略歴ですが、以上になります。本日はよろしくお願いいたします。

嶺井:実は前回11月のGrowth CFO Campにも千葉さんにご登壇頂いたのですが、前回のイベント後アンケートで、千葉さんの話が非常に面白かったという回答が多かったので、もう1度出てくださいとお願いをさせていただき、本日もご登壇頂きました。

千葉:ありがとうございます。決して暇なわけではないのですが(笑)。お手柔らかによろしくお願いします。

■ メドレー河原CFOの自己紹介

嶺井:続きまして、河原CFOよろしくお願いします。

河原亮氏(以下、河原):株式会社メドレーの河原と申します。よろしくお願いします。当社は「医療ヘルスケアの未来をつくる会社」というミッションを掲げ、医療ヘルスケア業界のデジタル化に取り組んでいます。当社は主に医療ヘルスケア領域のダイレクトリクルーティングをサポートしている人材プラットフォーム事業と、主に医療機関向けのSaaSを提供している医療プラットフォーム事業を展開しています。

続いて、私の簡単な略歴になります。2007年に新卒でJPモルガン証券に入社し、投資銀行本部でM&AのアドバイザーやIPOも含めた資金調達の支援を9年ほどやりました。その後6年前にメドレーにジョインし今に至ります。当社でのファイナンスとしては2019年12月の東証マザーズ上場、その1年後にABBという形での公募増資、2021年にNTTドコモに向けた第三者割当増資を行っています。

最後に少し宣伝になりますが、私の管掌している当社IRファイナンス室の紹介をさせてください。IRとファイナンスをメインに担当している部署で、四半期ごとに100件ほどの面談をこなしています。現在、新しいメンバーを募集しており、興味お持ち頂ける方はぜひ、ご連絡ください。多くの経験を積む機会がご提供できると思います。以上、簡単ですが、本日はよろしくお願いします。

嶺井:河原さんは同い年の友人で、私が困った時、わからない時は、よく河原さんにメッセンジャーで相談させて頂いています。「ちょっと河原くん、これ教えて!」みたいな感じでいつも相談に乗って頂いている方です。非常に多くの学びを頂いているので、今回登壇をお願いしました。今日もよろしくお願いします。

■ グロース・キャピタル 嶺井の自己紹介

嶺井:最後に、簡単に私の紹介をいたします。改めまして、本イベントを主催していますグロース・キャピタル代表の嶺井と申します。元々、モルガン・スタンレー証券という外資系の証券会社で上場企業の株式での資金調達のご支援からキャリアを始めました。その後、格付けを行うクレジットのアナリストを経て、2013年にマイネットという、スマートフォンゲームやスポーツのDXを手掛ける会社にCFOとして入りました。資金調達やM&Aを進め、2015年に東証マザーズ、2017年に東証一部上場を経験し、上場後は事業の方にウェイトを高め、副社長をしていました。

私自身が前職で未上場から上場後まで経験した中で、上場後の成長支援が途端に手薄になることに気づきました。上場前であれば主幹事証券やVCといった支援者がいる一方、上場した途端にそこが手薄になります。上場企業といっても、まだベンチャーで発展途上です。ここの支援もしっかりしないと、上場後に成長を継続していくのは容易ではないと感じました。そこで、上場後のベンチャーの成長支援をしようと2019年に設立したのが当社グロース・キャピタルです。

上場ベンチャーが非連続な成長をしていくための打ち手として、M&A、大規模なマーケティング、新規事業などがあります。これらを実行するために必要な資金調達と、調達後のこれらの打ち手の支援をセットで行い、上場ベンチャーの非連続な成長を支援しています。

事例としては、Aimingというスマホゲーム企業の21.2億円の資金調達と調達後のマーケティング支援を行っています。資金調達にとどまらず当社が8700万円の予算を持ってマーケティングにおける課題・伸び代への支援を行いました。

今月は別の発行体の支援も発表しています。以上、当社および私の自己紹介でした。

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