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[事例] 株式会社Aiming / 業務提携を通じた21.2億円の資金調達とマーケティング分野でのグロースアクションを実施

Aiming

株式会社Aiming

市場:東証マザーズ(3911)
業種:情報通信
事業概要:オンラインゲーム制作、オンラインゲームプロデュース

国内のオンラインゲーム市場が10年連続で成長を続ける一方、海外勢の追い上げ、制作費の高騰なども相まって、ゲーム会社の舵取りはこれまで以上に慎重さと大胆さが求められています。
そのようななか、オンラインゲームの企画・プロデュース・開発・運営を行なう株式会社Aiming(エイミング)は、2020年2月より、グロース・キャピタルを割当先とする新株予約権ファイナンスを行い、21.2億円の資金調達に成功。
2020年7月には、開発を手がけたスクウェア・エニックス社の「ドラゴンクエストタクト」のサービスも開始。新たな成長戦略をスタートさせた同社CEOの椎葉忠志氏に、ゲーム業界の現状と今後の展望、グロース・キャピタルとの業務提携を通じた資金調達とグロースアクションについて伺いました。

案件概要

このタイミングで資金調達を行なわれた理由を教えてください

ゲーム業界の競争が激しくなる中、より安定して新作のゲーム開発や既存ゲームの運営・プロモーションに注力するため今回、資金調達を行いました。

【プロフィール】 椎葉忠志(しいば・ただし)

株式会社Aiming最高経営責任者(CEO)。1973年、岐阜県生まれ。立教大学卒業後、テクモ株式会社を経て、株式会社ゲームオンに入社。2006年、東証マザーズにIPO。同社常務取締役、ONE-UP株式会社代表取締役などを歴任。オンラインゲーム事業計画立案、運営、開発、マーケティングについて、現場レベルから経営レベルまで幅広い知識と実績を持つ。

調達手法として新株予約権ファイナンスを選ばれたのはなぜでしょうか?

資金調達手法としては、金融機関からの借入れ、第三者割当あるいは公募増資など、いくつかの選択肢が存在しています。そうした中で今回、新株予約権ファイナンスを選んだのは、現場の負担を抑え、スピーディに調達が行なえる点を評価したからです。

ゲーム開発は、話題作であればあるほど、私たち作り手も全身全霊を打ち込むため、予算・期間ともに膨らむ傾向にあります。また、他のゲーム会社と共同でゲームタイトルを開発する場合、当社だけで開発・ローンチのハンドリングができないという要素もあります。そういった不確定要素を抱える中での資金調達であったため、より柔軟な対応が可能な新株予約権ファイナンスが、当社にあっていました。

なぜグロース・キャピタルを選ばれたのでしょうか?

グロース・キャピタルを選んだ決め手はいくつかありますが、一番大きかったのは、嶺井社長(グロース・キャピタル代表)の存在ですね。嶺井さんは、モルガン・スタンレー証券という投資銀行での経験だけでなく、副社長として上場ゲーム企業の経営に携わるなど、私たちの業界の土地勘を持っており、共に議論できたことが大きかったです。加えて、資金調達後にグロースアクションとしてマーケティング分野での支援が期待できたこともグロース・キャピタルならではの特徴として評価しました。

グロース・キャピタルの提案する資金調達、および調達後のグロースアクションには新規性があり、ステークホルダーの皆様にも、ポジティブなものとして捉えてもらえるだろうという期待もあり、最終的にグロース・キャピタルを選びました。

プロジェクトをキックオフしてから資金調達実施までの過程で印象に残っていることはありますか?

新株予約権ファイナンスは他の手法よりも柔軟であるとはいえ、いくつか越えなければならないハードルもありました。これは当社特有のものですが、当時「ドラゴンクエストタクト」という未公開情報を抱えていたこともあり、インサイダー取引の懸念を払しょくするため、その情報公開後に資金調達を発表する必要がありました。どのタイミングで資金調達を発表するかについて、未公開情報を伏せながらのスケジュール調整に苦労したことは印象に残っています。

結果、「ドラゴンクエストタクト」の情報公開後に発表することができ、市場の期待感も高まる中で、想定以上の資金調達を実現でき、ほっとしました。

資金調達実施後、そしてグロースアクションに動き出してのグロース・キャピタルに対する評価はいかがですか?

予想以上に嶺井さんがコミットしてくださっていることに驚くとともに、大きな期待を寄せています。グロースアクションが良い取り組みとなるよう共に頑張っていきたいですね。

資金調達実施後、Aimingの現在のビジネス状況、および今後の展望を教えてください

現在、ドラゴンクエストタクトが順調な立ち上がりを見せています。調達した資金を活用し、引き続きユーザーの皆様に楽しんで頂けるゲームを作っていきたいと思います。

最後に、資金調達に悩む上場ベンチャー企業にメッセージやアドバイスはありますか?

一連の資金調達を経験して改めて感じたのは、資金調達は成長戦略を実行するための手段であり、ゴールではないということです。

資金調達を議論する際、ついつい手法の良し悪しに議論が寄ってしまうことが多いですが、資金調達の成否を分けるのは調達手法ではなく、調達した資金を使い、いかに企業価値を高められたか、これに尽きます。

そのために頼れるパートナー企業の存在は不可欠であり、資金調達という打ち手をポジティブな未来につなげるためにも、グロース・キャピタルのような企業と協業することは、今後ますます重要になってくると思います。

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