グロース・キャピタル株式会社

[事例] note/個人投資家向けIR支援『IRインサイト』— 1,000名規模の圧倒的なリーチで、投資ファネルの「認知」をIPO後早期に拡大

note/個人投資家向けIR支援『IRインサイト』— 1,000名規模の圧倒的なリーチで、投資ファネルの「認知」をIPO後早期に拡大
note

note株式会社

市場:東証グロース(5243)
業種:情報・通信
事業概要:note・note proの企画・開発・運用などのメディアプラットフォーム事業、およびIP・コンテンツクリエーション事業を展開

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする。」をミッションに掲げ、メディアプラットフォーム「note」を運営するnote株式会社。同社は2022年12月の新規上場から約半年が経過したタイミングで、グロース・キャピタルが提供する個人投資家向けIR支援サービス「IRインサイト」を導入した。取締役CFOである鹿島幸裕氏に、上場直後における個人投資家向けIRのリアルな課題や、上場直後の企業が取るべき戦略的なアプローチについて伺った。

取組みの概要

取組みの概要

上場直後のタイミングで、個人投資家向けIRを強化された背景について教えて下さい。

当社が上場したのは2022年12月で、上場から半年後のタイミングでIRインサイトの導入を決めました。新規上場会社は、まず上場するまでが大変ですが、上場したらすぐに最初の決算が待っています。そこまで乗り切ってようやく一息ついた段階で、「IRをどうしようか」と考え出すのが多くの会社の実態だと思います。機関投資家は時価総額が一定規模にならないと積極的な投資を行いづらいため、まずは個人投資家がメインターゲットになりますが、上場前は個人投資家向けIRをやったことはないですし、「何をどうしたらいいか」分からない状態から始まります。

上場後の数ヶ月間は「ボーナス期間」とも言え、マーケットからの注目度が高い期間になりますが、そこで何かしら対策を打たなければ徐々に出来高が減少してしまいます。“note”というプラットフォームの知名度は高かったものの、それが投資評価や株式の流動性に直結していない課題がありました。そのため、将来的な機関投資家層の拡大を見据え、まずは個人投資家向けIRを強化し、適切な株価と流動性の形成を目指したいと考えていました。

鹿島 幸裕(かしま・ゆきひろ)氏

【プロフィール】 鹿島 幸裕(かしま・ゆきひろ)

note株式会社 取締役CFO
愛知県出身。東京大学法学部卒業、スタンフォード大学MBA。
外務省、外資系戦略コンサルティング会社を経て、株式会社カカクコムの食べログ本部において新規事業の責任者や全社の経営企画部長を経験。その後PEファンド投資先のCFO兼CAOを経て、2018年にnote株式会社へ入社。取締役CFOとして戦略・財務を中心にコーポレート系全般を統括し、2022年12月に東京証券取引所グロース市場への上場を果たす。上場後は、GoogleやNAVERをはじめとするグローバル企業との資本業務提携を実現。

当時、個人投資家向けIRを検討される中で、なぜ、グロース・キャピタルのIRインサイトを選定されたのでしょうか。

対面のIRセミナーやオンラインのIRセミナーでは、それぞれ強みが違うと思っています。何か一つの施策に決め打ちするというよりは、それぞれの良さを生かしながら多面的なアプローチを試してみたいと考えていました。その点で、グロース・キャピタルのIRインサイトは一度の登壇で1,000名規模の個人投資家に直接リーチできるという「数」の部分が、圧倒的であり非常に魅力的でした。一度の登壇でこれだけの規模の投資家に一気にアプローチできるイベントは他にないと考えています。

対面型とオンラインのIRセミナーでは、どのような使い分けを意識されていましたか。

当社はどちらも実施していますが、対面型の良いところは、やはり直接投資家の方々と触れ合える点です。説明をして終わりではなく、その後の交流を通じて「ここが分かりにくい、こういう不安がある」といった、悪い部分も含めた生のフィードバックを率直に言っていただける距離感の近さがあります。一方でオンラインは、圧倒的なリーチが最大の強みです。IRインサイトですと1回の説明会で1,000名以上の、自社の説明を能動的に聞こうと思って集まってくれるアクティブな投資家の方々に発信することができます。リソースの限られる上場ベンチャーが効率よく認知を広げるためには、この圧倒的なリーチ力が不可欠だと考えています。

対面型とオンラインのIRセミナーでは、どのような使い分けを意識されていましたか。

最初に登壇された時は、まだ足元の業績が赤字のフェーズでした。黒字化以降にIRを強化しようと考えられる会社もいらっしゃいますが、どう考えますか?

足元が赤字の会社は投資のスコープ(選択肢)に入りにくく、個人投資家の方々が投資しづらいと感じるのは当然のことです。しかし、だからといって「黒字化してからIRをやろう」と後回しにするのでは遅いと思います。なぜなら、投資判断をマーケティングファネルに例えると、「認知」をしてから、「興味(ウォッチリスト入り)」「比較・検討」を経て、最終的に実際の「行動(投資)」に至るまで一定のタイムラグがあるからです。

<個人投資家向けIRの豆知識> by IRインサイト事務局

一般的なIRセミナーでの個人投資家の株式購入率は「IRセミナー後2週間で1%強、半年で5%」となります。1,000人の個人投資家にIRセミナーで自社を知ってもらうと2週間後までに10人強、半年後までに50人が株を買ってくれるという推移です。データからも鹿島CFOのコメントの通り、認知から投資まで一定のタイムラグがあることがわかります。

実際にIRインサイトを導入してみて、どのような手応えがありましたか。

先述した通り、オンラインという特性を活かして1,000名規模の個人投資家にリーチできたことで、ファネルのうち「認知」を素早く獲得できた実感がありました。また、登壇後の投資家調査により緻密な効果検証もできたので、費用対効果が分かりやすかったです。
当時のnoteのようにIPO直後の企業や、「個人投資家向けIRに注力したいけれど、明確なIR戦略を描けていない」という企業には、ぜひIRインサイトの活用をおすすめしたいです。



登壇後の振り返り資料イメージ(実際は30枚程のスライドで詳細にフィードバックを実施)

※画像はイメージであり、画像内のデータは全てサンプルです。

最後に、IRに課題感を感じられている上場ベンチャーの方々にメッセージをお願いいたします。

私は、noteの上場前も、上場後も一貫してnoteにはものすごく大きなポテンシャルがあると確信しています。それはメディアプラットフォームとしてのサービス的なポテンシャルもそうですし、株式銘柄としての企業価値のアップサイドもものすごくあると思っています。

最後に、IRに課題感を感じられている上場ベンチャーの方々にメッセージをお願いいたします。

IRというのは、やったからといってすぐに結果が出るものではなく、効果が見えづらく検証しづらい性質を持っています。だからといって、「費用対効果が分からない」「効率が悪いかもしれない」と言い訳をして、何もしないのは「怠慢」であると言えます。特にスモールキャップ企業においては、営業やマーケティングと同じように、まずは「動くこと」、そして「足で稼ぐこと」が何よりも重要だと思います。「IRをやらなければいけないのは分かっているが、どうしたら良いか分からない」という企業にとって、グロース・キャピタルは良いパートナーになると思います。

(了)

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